古書に描かれた小豆
ご無沙汰しております
先日、高砂にある生石神社というところへ行ってきました。
生石(おうしこ)神社の御神体「石の宝殿」と言う巨大な石は
「日本三奇」の一つともされ、出雲の神様、大穴牟遅命と
国造りに協力した少毘古那命の神の伝承が伝わっているそうな…
姫路周辺の隠れた観光スポットかと思いきや
老若男女、様々な方が訪れておどろきました
お近くにお住まいの方、「石の宝殿」は見ておいて損はないですよ
さて、ネタに困ってご無沙汰していたブログですが
今日は違った切り口から、小豆をご紹介します
あずきミュージアムには「古書に見る小豆」という
古い書物から、歴史の中で小豆がどのように利用されていたかを
知ることが出来るコーナーがあります
中には小豆の絵が描かれた書物もありますが
正直言って「上手くないなぁ…」と思う絵もたくさんあります。
そんなことで古書に描かれた小豆に興味を持ったので
由田先生にお聞きしたところ
飯沼慾斎(1783~1865)という方を教えて頂きました。
色々と調べるうちに、この方の描く植物の美しさに心惹かれた私
この方の描いた小豆を見てみたいと思い調べると、
岐阜県大垣市の図書館に所蔵されているという情報
飛んで行きました
感動!葉の裏表の同系色濃淡や花弁の描き方など
いかにも飯沼慾斎氏が描いた小豆という感じで美しいです
『本草綱目』等の薬学著作から発展した本草学を
「植物学」に発展させたとして有名な『草木図説』なので
もちろん植物学としての小豆解説もあります。
「ワセ(早生)」や「オクテ(晩生)」、白小豆など
様々な小豆の特徴が書かれているようです。(はっきりと読めませんが…)
ツルアズキなんかも描かれていました。
小豆のページの終わりに、こんなイラストもあったり…
余白のとり方やグラフィカルとも言える少なく綺麗な線が
飯沼慾斎氏の美的センスを物語っている感じがします。
『古書に見る小豆の絵画展』なんかが出来たら、面白そうだなぁ…
ということを思ったりします。
「古書よりもあずきさんを出して!」という声が聞こえてきそうなので
お知らせをさせて頂きます。
「ひょうごミュージアムフェア2013」
~播磨のミュージアムが大集合~
開催日:10月5日(土)・10月6日(日)
時 間:10:00~16:00
兵庫県内のミュージアムの魅力を発信するイベントに
あずきミュージアムが参加します
いろんなミュージアムが、いろんなワークショップを企画しています。
あずきミュージアムも盛りだくさん
・あずきminiクラフト
・あずきのマラカスづくり
・あずきさんおりがみ
・あずきさんぬりえ
と、あずき尽くしの内容となっています
10月6日(日)にはあずきさんも登場!
しろまるひめやかんべえくんと豪華競演!
しかも3度も出演するので、お見逃しなく!
イベントスケジュールのページで確認できます
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