ショウブの話

こんにちは藤豆です。

5月に入り、ミュージアムも連日たくさんのお客様にお越しいただいています。

庭園ではハナショウブが美しい花を咲かせています。

そこで庭園のハナショウブを使って、5月らしく花を生けてみました!

ハナショウブとヨモギ

さて、5月のイメージとしてこのようにハナショウブを飾るイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?

もしかしたらショウブ湯につかった経験のある方もいらっしゃるかもしれません。

じつは「ハナショウブ」と「ショウブ」は全く別の植物なのです。

ショウブ湯などに利用されるショウブは「ショウブ科」、ハナショウブは「アヤメ科」。

いきなり科が違うといわれても、「なんのこと?」って感じですよね(笑)

もっと分かりやすい違いもあります。 それは「香り」。

ショウブ湯に利用されるショウブは葉や茎にさわやかな香りがあり、

ヨモギと共にその香りが魔除けになるとされています。

そのため5月頃には家の屋根にショウブとヨモギを並べ、魔除けにする

「軒菖蒲(のきしょうぶ)」という風習があります。

2018年5月5日 京都にて

写真のショウブに花は咲いていませんよね?

ハナショウブの葉や茎にはそのような香りはありません。

5月5日の端午の節句にちなみ、目で見るハナショウブと香りを堪能するショウブの

紹介でした。

皆さんも、この機会に近くの菖蒲園などで「ハナショウブ」を鑑賞してみては

いかがでしょうか?

あるいは「ショウブ」を玄関や門柱に飾ったり、ショウブ湯につかってみても

いいかもしれませんね。

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