12月2013

鏡餅とあずきさん

慌しい年末、皆さんは体調を崩されたりしておりませんでしょうかquestion

私はしっかり風邪をひいています。豆三郎です。syringe

今回、あずきさんの写真をたくさん用意してます。

あずきさん目当ての方はササッと下にスクロールして下さい 。

 

さて、HPなどでも告知しているとおり

新年1月11日に【鏡開きイベント】を行いますexclamation

一番の目玉は『できたてぜんざい無料ふるまい』

出来たてのあんこを使ったおぜんざいに

その場で搗いた、出来立てのお餅を入れて…

美味しくないわけがありませんexclamation

もちろん、あずきさんも登場しますよ。

 

でも、鏡開きって…

神前にお供えしたものを下げて頂くというところに意味があるのに

「美味しいから」という理由で搗き立てのお餅にしてしまったら

文化の継承も何もないよねcrossed_flagsと、私豆三郎が苦言。

そこで知恵をしぼりにしぼって考えたのが…

蘆笙柱(ろしょうばしら)を望む部屋に

鏡餅ともち米、そして小豆をお供えすること。

 鏡開き①

鏡開き⑤

鏡開き③

鏡開き④

蘆笙柱というのは、中国のミャオ族という少数民族の村にある御神木で

ミュージアムにも現地の人に彫っていただいた蘆笙柱が立っています。

蘆笙柱の上には真東を向いて太陽を呼び出す鳥が配されており

これは、中国のミャオ族の太陽と鳥の信仰を意味します。

 007

 

で、これが何の関係あんねん。と仰るなかれ。

長江文明が生んだミャオ族の太陽と鳥の信仰は

日本人のルーツに関連があるという説があるほど密接に関係しています。

鳥が太陽を呼び出すエピソードは日本神話の「天岩戸」にも見られます。

スサノオの乱暴のために天岩戸に姿を隠された天照大神を呼び出すため

常世の長鳴鳥を集めて鳴かせたというsunny rooster

この故事から「鳥居」の語源になっているとも言われ

鳥が太陽(天照大神)を呼び出し、太陽は稲を育てるear_of_rice

同じ稲作文化であるミャオ族との共通点はいくつかあります。

ミャオ族も大晦日には大掃除をする。

元旦に五穀豊穣を祈念し餅つきを行う(鏡餅との類似)など。

 

と、いうことで。

五穀豊穣と小豆文化の更なる発展

また、鏡開きイベントにお越しの方々の無病息災を祈念して

イベント時に使用する鏡餅と餅米と小豆を

本日、お供えいたしました。

新年1月11日には、是非鏡開きのイベントにお越し下さい。

鏡開きお祈り

 

 

もちろん、我らがあずきさんもしっかりお祈りしていましたexclamation

鏡開きとあずきさん①

鏡開きとあずきさん②

鏡開きとあずきさん③

鏡開きとあずきさん④

 

後姿がなんだか神々しくてシュールだったのでパチリcamera

 

鏡開きとあずきさん⑦

 

イベント当日には本物の餅を使った

「餅花作り」のワークショップ(無料)も実施します。

最近は珍しくなりましたが

本物のお餅で作ると上品ですごく雰囲気がありますね。

餅花1

餅花2

イベント当日は入館料が半額になります。

この機会に是非お越し下さい。

 

【鏡開きイベント詳細】

日時:1月11日(土)10:00~16:00

■鏡開き式(あずきさん登場)

 10:15~

■餅つき

 10:20~ 12:00~ の2回

■ぜんざい振る舞い(限定200食)

 10:40~無くなり次第終了

■鏡開きクイズ大会(あずきさん登場)

 13:00~13:20

■餅花作り(限定30セット)

 14:00~15:00

■当日は入館料が半額になります

鏡開きとあずきさん⑤

第8回 十勝小豆研究会

本格的な寒さがやってきましたexclamation

と書こうと思ったら、前回も書いていましたsweat_drops

日に日に寒くなりますねsnowflake

 

2013年12月6日。

北海道十勝で『第8回 十勝小豆研究会』が開催されました。

小豆研究会の様子

小豆研究会の様子

例会には小豆を研究する先生方や農業試験場

農協や企業、生産者の方や機械メーカー

また、我々のようなユーザー等が集い

参加者は80名を越えましたexclamation

 

毎年、先生や農業試験場や企業の方が

様々な話題提供をして下さいます。

今年は「中国における小豆生産・流通事情」にはじまり

「十勝地方の小豆の収量変動と温暖期の天候」

「十勝における小豆種皮色実態と気象との関連」

「2013年の小豆・菜豆生育概況」

「ブラジルにおけるマメ類精算の現状と推移」

「国際ポリフェノール会議について」

と、非常にバラエティに富んだ内容となっていましたmemo

(長くなるのでひとつひとつの感想はここでは控えさせて頂きます…)

 

研究会では先生や研究者の方々、小豆を使用している企業の方など

普段会うことの出来ない方々とお話が出来るので

有難く勉強させて頂いています。pencil

研究会の内容は「十勝小豆研究会」で検索すると

佐藤久泰さんの書かれた物が出てきますので

(豆類協会発行の「豆類時報」の各3月号に掲載)

ご興味のある方は是非computer

※今回の内容はまだ出ておりません。

 

本日、話題提供して頂いた東京大学の先生方が

御座候とあずきミュージアムを訪れて下さいましたbullettrain_side

私も出来る限りのお話をさせて頂き、

参考になったのだろうか…と不安でしたが

「東京から来たかいがあった」と

お帰りの際に仰られたとのこと。

ほっと胸を撫で下ろした一日でしたhand

 

真面目すぎで、あずきさん無視の内容になってしまいました。

あずきさんストラップ越しに撮影してcamera

「あずきさんも参加しているよー」

という体で掲載しようと企んでいたのですが

皆さんの発表に熱中してしまい…。

 

 ちなみに、十勝は少しだけ雪をかぶっていました。

雪の少ない十勝とはいえ、今年はずいぶん温かいようですsnowman sweat_drops

2013年12月7日

2013年12月7日