1月2014

小正月には小豆粥

今日、1月15日は『小正月』

小正月は旧制の正月(太陰暦)の名残でwaning_gibbous_moon

後に中国から「朔旦正月(太陽暦)」が輸入されsunny

採用当初は新旧二重の正月を祝う状態となっていたそう。

朔旦正月が実質的な正月として祝われるようになり

これを所によっては「大正月」と呼んで

旧来の十五日正月を「小正月」と呼ぶようになったそうですcrossed_flags

 

小正月には「小豆粥」を食べる風習が日本各地に残っています。

遥か昔、奈良時代に中国から『荊楚歳時記』が伝来closed_book

ここに豆粥の記述があり

小豆粥を食べる風習の起源であるとされています。

また、『土佐日記』や『枕草子』にも

正月に小豆粥を食べた記述がありますbooks

と、いうことで私もミュージアムのレストランで頂きました。

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(食べたのはお餅入りのものですが、写真を撮れませんでした…)

 

小正月の小豆粥に関連する風習はたくさんあります。

そのひとつが「成木責(なりきぜめ)」です。

柿の木などの果樹に

「成るか 成らぬか 成らぬと伐るぞ」

と言って傷をつけ(叩いて)

別の人が「成ります 成ります」と

木の役となって返答し、傷口に小豆粥を塗って

豊熟を約束させる呪い(まじない)です。

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(あずきミュージアムにある柿の木で行った「成木責」)

 

他にも、小豆粥の中に竹の筒を入れ

入った米・小豆の粒の多少で五穀の豊凶を占う

「筒粥神事」や「粥占神事」という神事があったりと

小正月には何かと話題の「小豆粥」です。

(御座候HP「日本全国あずきの旅」で粥占いの様子がご覧いただけます)

 

神社で「とんど」で正月飾りを焼いたりと

いよいよ正月気分も抜けきって

小豆文化の創造に向かって邁進して行かんければならんと

そういう気分になる一日でしたrunning

大盛況!鏡開きイベント

昨日、姫路駅前を通ったら、車車車と人人人car blue_car taxi walking walking walking

『黒田官兵衛大河ドラマ館』のオープン初日でした。

その夜NHKを見ていたら…

黒田官兵衛を演じる岡田さんが姫路に駆けつけていたそうなrunning

 

1月11日はご存知『鏡開きイベント』を開催しました。

大々的なイベントは、御座候としては始めての試み

「用意した200杯が無くなるだろうか…」

という不安を持ちながら当日を迎えましたが、杞憂でしたexclamation

 

開館15分前から行列を作ってお待ち頂いていたり

駐車場に車が溢れているという状況car blue_car

予想を遥かに上回る多数のご来場で

ミュージアム開園以来最大の混雑となりました。

 

鏡開き1

我々の想定の甘さから、立ち入りを制限するロープも無ければ

列を整理する看板も無く来場された方に大変不快な思いをさせてしまいました。

申し訳御座いませんpensive

あずきさんは、たくさんのお子様に囲まれ嬉しそうでしたtwo_hearts

鏡開き2

あずきさんがピコッと鏡餅を開いて、イベントは開催confetti_ball

早速お餅つきが行われました。

あずきさん、初めてのお餅つき。なかなかサマになってますexclamation

鏡開き3

 

午前の部では250人以上の方が来場され

会場は大混雑となってしまいました。

並ばれていたお客様は餅つきやイベントをご覧頂けなかったのが

大反省点でしたsweat_drops

皆様をお待たせしてしまってはいましたが

ほとんどの方に『おぜんざい』をご提供することが出来ましたcoffee

 

午後は来場される方の数も落ち着き

程よい賑わいの中、お餅つきをすることが出来ましたjp

鏡開き4

鏡開き5

鏡開き8

午前の部では十分に実施できなかったお餅つきへのご参加

午後には何名かのお子様に参加して頂くことができましたexpressionless

来年は、もっとたくさんご参加いただけるよう工夫しなければなりませんsweat_drops

 

午後の『鏡開きクイズ大会』にもたくさんの方にご参加いただき

大盛り上がりとなりましたtada

全問正解者も32名にストラップを贈呈

大盤振る舞いのクイズ大会となりました。

鏡開き6

小正月飾りの『餅花づくり』も大賑わい。

大人からお子様まで、皆さん楽しまれていましたwoman man girl boy

白いお餅と、小豆で色付けした赤いお餅の紅白の餅花jp

出来栄えはいかがでしたでしょうかquestion

鏡開き7

最終的には予定していた200杯を大きく上回る

【480杯】ものおぜんざいを提供することが出来ました。

また、この機会にあずきミュージアムも

たくさんの方にご入館いただけました。

 

今年1年、皆様が健康でありますように。

小豆文化の更なる発展・五穀豊穣の祈りを込めた

一大イベントは、大盛況で幕を閉じました。

 

しかし、「大盛況」と「大成功」は“≠”exclamation

多くのお客様をお待たせしたり

イベントに参加していただけなかったり

初めてのイベントだけに、反省点は星の数ほど

来年に向けて大反省会を行わなければなりません。

 

最後に、新聞、雑誌、インターネット等に

イベント告知を掲載していただいた皆様

また、イベントにご参加下さった方々

本当にありがとう御座いました。

(1月12日の神戸新聞朝刊姫路版に掲載されました)